こんにちは。
ライフチェンジアーティスト高波信幸です。
2代目経営者を事業家に、をコンセプトにセミナー講演などを行っております。
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10月も早くも半月過ぎてしまいました。
この間弊社では両方の会社に新しい人材も入り、只今研修の真っ最中です。
また素晴らしい人材に成長してくれることを楽しみにしてます。
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さて、今回は前置きは短めにして、早速昨日の続きをお話ししたいと思います。
2回目の登頂はそれは過酷な思いをしました。
自分の中では1回目の須走口と違い富士宮口の登山道の険しさがこの体感の違いを生んでいるものと思っていました。
特に下山は体力的な疲れもあり、上りの時によじ登ったちょっとした崖のようなところを溶岩石を掴みながら足下を確認しながら慎重に下山する訳ですから、上り以上に神経を使う感じでした。
漸く下山出来た時には疲労困憊だったことを記憶してます。
正直、二度と富士宮口からは登らないと心の中で決めました。笑
そして翌年、今度は長女が私も富士山に登ってみたいと言い出しました。
最初の年から3年連続、彼女は当時9歳だったと思います。
私は過去2年の経験から防寒対策とこの時は女房も行ったので、2人分の水を背負って登りました。
3回目はもちろん須走口です。笑
女房は前回6号目を過ぎてリタイアだったので、今回は頂上でのご来光はマストとせずに充分に各休憩地点で休んで高地の環境に身体を慣らしながら登りました。
結局8合目でご来光を迎え、その後頂上までは大混雑の中登りましたが、
私の中ではやはり初登頂の時ほど簡単に登れた印象はありませんでした。
しかも下りでは大きな岩に足を取られ捻挫してしまう始末。
やはり大変な思いで終わりました。
この3回の経験を経て私には気付いたことがありました。
何故回を重ねて経験値も上がり、登山前にはそれなりに体力作りもしたし極端な衰えは無く、
荷物も極力必要最低限に抑え軽量化した筈なのに最初の時よりもキツく感じるのか。
これには同じような経験で思い当たるものがありました。
それはダイエットです。
1回目はとりあえず成果が出るまで頑張ります。
そうして成功すると、元の生活に戻る。また元の体型に戻るどころか、リバウンドして更に肥る。
そうしてまたダイエットするんですが、同じダイエットをするとどれだけ大変だったのか記憶に残ってるので身体が拒否るんです。
私は今でこそ常に体重をコントロールする意識で、もう何年もずっと体重も体型も変わってませんが、一念発起してやったダイエットはことごとく元に戻りました。笑
富士登山も初めは何も知らないから大丈夫という言葉だけを信じて、根拠のない確信だけで登り切りました。
そして、その中で頂上まで登れたという成功体験だけが記憶に残り、道中の辛かった記憶は成功体験によって美化され、薄らいだのです。
2回目は1度頂上まで登れたという自信があり、今回も登れるという確信があったけれど、
登山ルートが違ったため、新たな体験として今度は冷静に大変という記憶と共に記憶に刻まれました。
さて、3回目は初めに頂上まで行けた記憶と、確か富士宮口より緩やかな傾斜だったという都合のいい如何にも簡単に登れると勘違いするような記憶があって登りましたので、
途中何度も
こんなに大変だったっけ?
次の山小屋までってこんなにあったんだっけ?と自問自答する。
しかも2度目に過酷な経験があったので、身体が全力を出してしまうとあと(下山する時)に大変だと知っているので、
知らず知らずのうちに無意識にもセーブする。
常に上を目指すアスリートならタイムの短縮など、自分を鼓舞するための目標を設定したりするのでしょうが、そんな目標を持たない普通の人は当然過酷な状況に進む事を身体が拒否るのです。
ビジネスの世界でも同じです。
一つのことをやり遂げた充実感と共にそこまで至る過酷だった日々を記憶に刻むと、
次の仕事を考えた時に記憶が行動を邪魔してしまうことがある。
ここを乗り越える。
常に最悪だった状況を乗り切った、乗り切れた自分を思い浮かべて、
根拠のない自身であの時も乗り越えられたのだから今度も大丈夫じゃなくて、
こそを自覚しながら更に成長した自分はもっと簡単に乗り越えられるって意識をもって物事にあたり、
もしものために力をセーブした90%の力で挑むのではなく、意識的に100%、いや120%の力で臨む意識で取り組むことが成長につながると思います。
因みに4回目、5回目は、きちんとペース配分もした中で、充分なゆとりを持って登頂することが出来ました。
もちろん須走口ですがね。笑
それではまた明日、お会いしましょう
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